中に入ると、飛行場のようなかんじで身体検査と荷物検査があった。
僕の他に一組のカップルがいて、婚姻届の提出方法を聞いていた。それが長くて結局30分近く待たされた。領事館はあまり大きいとは言えないオフィスで、窓口が幾つか合って、驚いたことに、本棚にずらりと和書がならんでいた。小説から百科事典まで。
ドアの所で検査をしてくれたおじさんはケベコワで、すごくフレンドリーだった。やたらと日本語版の新聞、広報誌を薦めてきた。本棚の本も5冊までなら2週間借りられるということを教えてくれた。
前のカップルがあまりにも長いので本棚の本を眺めていたら東野圭吾を見つけたので、これは借りるしか無いと思い、他にも本を選んだ。東野圭吾の少年時代から大学時代までを綴った「あの頃の僕らはアホでした」とゲーテの詩集を借りることにした。
結局僕の相談は3分もかからずに終わってしまった。
それから、驚いたのは弓道のパンフレットがあったので持って帰ってURLにアクセスしてみると、モントリオールに弓道場があるらしいことがわかった。しかも、ギャラリーの写真を見る限り、上手い。正直あんまり期待してなかった。僕が高校のときにも、通っていた道場に外国人がいたけど、あまり上手くなかった。勿論日本人でも下手な人は多いから、それはステレオタイプなんだけど。一度足を運んでみようかな。
領事館で用を済ませてから、いとこに頼まれていたシロクマのぬいぐるみを買いにOld Portに行った。どうやら、いとこの中ではカナダ=シロクマのイメージらしく、今ハマっている漫画の中にシロクマのぬいぐるみが出てくるということで、いとこのおばさんにはいつもお世話になっているから一ヶ月ほど前から頑張って探していた。色々探してみると不細工なシロクマもいたけれど、先週ようやくこれだ!というものを見つけたので、メールで写真を送って了解をもらってので、昨日買いに行ってきた。いとこは気に入ったみたいで、有人の分も併せて二つ。おそらく、アフロのような髪型でマフィアのようなトレンチコートを着た、ぬいぐるみなんてファンシーなものとはいかにも無縁そうな男がお店に入った瞬間は店員もさぞ驚いたことだろう。
その後、図書館に行ったんだけれど、どうもシロクマのぬいぐるみの入った袋を持っていると恥ずかしい。
図書館で、領事館から借りてきた本2冊を読んだ。あの頃ぼくらはアホでしたはあっという間に読み終わってしまった。ゲーテの詩集はいまいちよくわからん。
帰ってきてからぬいぐるみを出してみると、僕の部屋には俄然合うはずもないんだけど、なんとなく癒されるので、机の上に置いてみた。そんな自分が気持ち悪いなと思うけど、案外癒されるもんだ笑
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